NJCB/GOM UP EX H-7 2-8-8-2 DCC化記録
神奈川県M様 レストア・DCC化御依頼

2016/3/21 入線報告を頂きました



施主様は、只今、レイアウトを改装新規製作中で、レールが敷設出来たところだそうです
立派な炭庫に、各車輛が配置されていますね



出来上がりが楽しみです

2016/3/3 完成しました



スローも良く効いています 集電不良もありません O.K 牧場です



良い車輛が出来上がりました 外観、走行ともベストです ⇒ 力が入りました
まず、30万オーバーの車輛となりましたネ
実車の写真を見て、キャビン下の型式表記がなされていないようなので、表記無しです









おっと、ボイラーの向って、右側が少し下がっていますね

主台枠と、ボイラーを留めているビス位置の長穴の位置で、傾きが変わるようです
位置決めし、締め直しました


参考設定CV値

CV値 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87
CV Value 1 2 9 17 25 32 40 48 55 63 72 80 87 95 103 112 120 130 140 152 162
スロットル開度 % 3.6 7.1 10.7 14.3 17.9 21.4 25.0 28.6 32.1 35.7 39.3 42.9 46.4 50.0 53.6 57.1 60.7 64.3 67.9 71.4 75.0
前進トリム値(CV66) 128
後進トリム値(CV95) 128
CV値 1 2 3 4 5 6 10 25 29 95 112 115 116 128 129 153 212
CV Value 3573 0 5 3 255 80 0 16 54 128 97 3 63 150 255 6 255

φ28 のスピーカーを2個入れてありますので、CV128=150 にしています
デフォルト値は、190です

やはり、丹念にタイムテーブルを設定しましたが、〜5/100 のスロットル開度で、車速が勝ち、CHUFF音が同期しませんでした
6/100〜70/100 では、ほぼ同期を取ることが出来ました
何分、モーターの性能、動力部の設計、工作精度が良いので、スロットル開度、1/100から起動走行します
SOUNDTRAXXのプログラムがMade in Japan に付いていけていません いたしかたなしです

感覚で、同期が違うようであれば、CV116を上げ下げして、調節してください

一生懸命作りました、大事にして下さい

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レストア・DCC化記録

2016/1/10 車輌、無事到着しました



文句無しの逸品です ただし、金色で塗装してあります リムーバーではがさないと

走行も問題なしです

ただ、モーターが電流を食いすぎます

ハーフスロットルで、800mA フルスロットルですと、1100mA 消費しています
ギヤ比が低くスピードが出ない割に電流を食いすぎます

持ち込まれるSOUNDTRAXX のデコーダー、TSUNAMI1000ですと、1Aのスペックです

多分無理でしょう、ここは、前回同様にモーターをCN22に変更したほうが良いでしょう

問題点はここだけです

これは良い車両になります 私も力がはいりますネ

2016/2/26 モーターを換装しました



マシマのモーターが搭載されています



後部の動力部のみで、電流値を測ってみました
やはり、無負荷動輪空転、12Vで、1100mA流れています

ゴムジョイントが硬化していましたので、回転抵抗になっているのかと思い、
モーター単体で、電流値を測ってみました ⇒ 単体で、無負荷、12Vで、350mA流れます
指で、シャフトを掴みますと、掴めます ⇒ 力が無いですね ストールすると、1.5A 流れてしまいました
マシマのこのモーターは、 1A のデコーダーは使えませんね ⇒ 負荷をかけると、簡単に1A超えてしまいます
DCC向きではありません 旧性能電機です アナログ時代の産物なのです

で、やはり、信頼の CANON CN-22 に換装しました



着いていた、モーターステーがちょっと加工すれば使えるので、ビス穴、軸受けメタルが入るように削りました



やはり、CN-22 は、力があります ⇒ 12Vかけると、指でシャフトを掴めません

で、試運転、無負荷、12V フルスロットルで、200mA です
フルスロットルで、ストールさせても、1A〜1.5A、越えるか超えない位です

起動も、1.2Vで十分、超スローで、動輪が滑らかに回転します ⇒ 超スロー運転が可能です
この辺が、アメリカ帰りの韓国製の動力周りと違うところです やはり、MADE IN JAPAN です

では、安心して、分解にかかります

2016/2/27 綺麗に洗浄、黒染め出来上がりました







先台車、ギヤボックス、ドローバー、モーターステーを黒染めしました

ボイラーに載せる鉛の錘です



白色酸化鉛がかなり深くまで、発生しています ⇒ 形が複雑なので、丁寧にワイヤーブラシで取り除くしかありません



前部アクセル廻り、ビスの配置を写真として記録しておきます



後部アクセル廻り、モーターステーを撤去したところです



後部アクセルの裏側です ここに皿ビスを使っています



ゲッ、部品が半田外れして落ちていました ⇒ どこに着いていたのかワカラン !!



上の記録写真を拡大して見てみました ⇒ 写真は記録しておくものです 判りました
エアーホースのとなりに写っていました 2本カウキャチャーの前に装着されていたのです
きっちり、半田付けし直しました



おっと、マタマタ、外れかけてクラクラしていた、テンダーのステップ キッチリ半田し直しです



半田し直しました ⇒ と、まぁ、色々事件が起こるのです

塗装に移ります 乾燥させている間にデカールを作りますので、

至急、車番を決めて下さい ⇒ 参考車両の写真があれば、ご提示下さい

#3573 で進めます

2016/2/28 黒を塗りました



キャビンの天井を淡緑色に塗っておきました

ボイラーのヘッドライトが配線用の穴をあけている時、半田が外れ、取れてしまいました
まっ、イイカーで、どうせ塗り分けするのだから、、、、

今回、煙室を外していないので、塗り分けがチョー難しいのです



下回りも塗れました 主軸押さえ板の銘板、マスキングをして、残してあります

明日は、塗り分けが完成すれば良しとします

あせったら、せっかくのGOMODEL を失敗するよネ
繊細な表現が多いので、塗装を出来るだけ薄く塗リました


2016/2/29 塗り分けが出来ました



この車輛のマスキング、うんと気を遣いました
なんと、塗り分けが一日以上かかってしまいました
キャビンの中もついつい力が入って表現してしまいました





見えないところもきっちり塗り分けしています



バックプレートと、キャビン屋根です



イスも壁も塗りました



テンダーを組み立てました



カプラーは、エアーホースが出っ張っているので、KD 156、ロングシャンクを着けておきました

ただ、この場に及んで、カプラーのベース、中梁が半田外れしたのです
なんてこった こんなに長い距離を塗装が済んで半田付けするわけに行きませんよ
M 1.4のビス留めとしました ご了承ください 言われないと気が付きません

この車輛、綺麗に作ってあるのは良いのですが、韓国製並みに半田が外れるのです
ちょっと、力をかけるととんでもない所が外れたのでした

明日は、デカールを貼ります

2016/3/1 デカールを貼り、塗装が出来ました



窓ガラスを入れマーカーライトも装着しました



下廻りを組み上げ、試運転をしました 無塗装の時のようには、超スローとはいきませんが、O.K牧場 !!
当たり前ですけど、塗装等がまわっていますし、オイルも行きわたっていません 少し慣らしが必要です



ナンバーもきっちり入っています
カラーライトは、何時も通りクリヤーを入れておきました







窓ガラスも、内装の色を溶かさない様に慎重に貼り付けています


バックプレートを取り付けました 綺麗に出来ました



錘も、錆び防止に塗装をして、装着しました
ビスもフランジビスを使って緩まない様にきっちり留めています

明日は、いよいよ、DCC化、電装をします
明後日には、完成試運転をします